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●第4回 院内調剤のお話し (04/02/18)


最近は、院外調剤が主流になっています。
実は院内調剤の場合、薬の在庫管理などいろいろ大変、場所もとるし・・と、何かと手のかかるものなのです。

私は、私自身が薬を自分の手元に置いての処方が好きなこと、それから患者さんの負担を考えて、院内に薬を置いて、薬を医院からお渡しする方法を選びました。
将来国の方針として、必ず院外に薬局をおかないといけないシステムに変わる可能性もありますが、それまで出来る限り薬は医院からお出しする方法を続けたいと思っています。

診察室では電子カルテを使用して薬の写真を見ることができるので、薬が手元になくてもその写真を見てお話しすることができますが、やはり高齢者や小さな子供さんの場合など現物をおみせできないと心配される方もおられるので、その点では、すぐに薬の現物を薬局から持ってこられるので重宝しています。

医師によって、よく使う薬というのはさまざまなものです。
血圧の薬などの場合、どこにどう効くか(薬理効果といいます)という「ある種類」の「ある一定の効果」であれば、数ある製薬会社より多くの薬が出ています。
それらの中から、それぞれの医師によってよく使う薬を選定するのです。

私は出来る限り、飲むことの出来る薬は自分で飲んでみて、「飲みやすさ」や「効き目(これには個人差があるので絶対ではありませんが)」などを考慮した上で、「よく使う薬」を決めています。
その結果によって当医院での採用となるので、当医院からお出しする薬は、言わば私のお気に入りの選りすぐり?の薬なわけです。(笑)

今回の開業において、「自分で好きな薬を採用できる」というのは、大きな利点でもあり楽しみでもありました。

特に力を注いだのが、小児の薬でした。
大人の薬に関しては今まで自分で試すこともできたのですが、小児の薬に関しては、これまでの勤務先があまり品揃えの無い病院や、大きな薬剤部があって医師が直接現物の薬を見る機会の極めて少ない大学病院などであったため、その薬の実際の味や飲みやすさなどを確かめることが出来ずに過ごしてきました。
現在では医院内に薬局があるので、時々ふらっと薬局へ行って、小児のドライシロップ(薬をあまい粉にしてあるもの)などを実際お出しする配合で混ぜて、水に溶いて味を確かめてみたりしています。

説明書には「甘いオレンジ味」なんて書いてあるものでも、実際はとっても苦かったり・・、気づくところが多いものです。
もちろん効き目が無くては本末転倒なので、味と効き目のバランスを考えながら、いろいろと薬の採用を変えています。

こうして当医院のお薬は日々変化(進化?)しているのです。

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